
どうも、しいたけ夫(@shiitakeo0326)です。
皆さんは料理するときどんなフライパンを使っていますか?
一般的に多いのはテフロン加工をしたフライパンではないでしょうか。引っ付かないし、扱いやすいし、一番身近ですよね。恐らく売っている種類も多いはず。
しいたけ夫家もテフロン加工のフライパンは3,4種程置いてあってそれぞれ使っていますが、いかんせんいつかはテフロン加工が取れてしまって買い換えないといけない。
数年に一度の単位で交換が必要になるので、他のフライパンを探していたところ「鉄フライパン」という男のロマンのようなフライパンを見つけてしまいました。
見つけたのは半年以上前で現在は22cmと26cmとスキレット(厚手)の3種類持っています。
そんな男のロマンである「鉄フライパン」ですが、使えば使うほど味が出てくる、何十年と使うことが出来るという夢のようなフライパンです。
更には肉料理をするときに高温で調理が出来るため、とても美味しく作ることが出来、更には高温調理のため料理時間を短くすることが出来ます。
しいたけ夫はこの鉄フライパンを入手してからほとんど肉料理はこの鉄フライパンです。
そんな鉄フライパン扱い辛いんじゃないの?とか、買ってすぐのシーズニングと呼ばれる作業がよくわからない!とか、色々疑問があると思います。
とりあえず半年以上使っているので普段のメンテナンスやシーズニングの仕方など色々と紹介していきたいと思います。
鉄フライパンの特徴
まず鉄フライパンとは何ぞや?という人もいるので簡単に紹介。
鉄フライパンは名前の通り鉄で出来たフライパンです。
厚みによって種類が違いますが、身近なところだと厚手のものの代表はスキレット(よくアヒージョで見るやつ)や、薄手のものだと中華鍋があります。
鉄の特徴は熱しにくく、冷めにくいということです。難しい言葉でいうと熱伝導率が悪いと言います。
熱伝導率が悪いと確かに最初熱くするのに時間がかかるのですが、食材を入れた後にフライパン自体が冷めにくいので高温のまま調理することが可能です。
高温のまま調理出来れば時間短縮で料理が出来ますし、美味しく料理することが可能です。あと気にする人は一定温度で調理が出来るため管理もしやすいと思います。
主に肉料理で使われることが多い印象です。他目玉焼きをしてもとても美味しく仕上がりますよ。
目玉焼きに関してはCOCOCOROチャンネルさんの動画で取り上げています。しいたけ夫はこの動画で鉄フライパンの存在を知り、買うことを決意しました。
鉄フライパンの熱伝導率が悪いに対して、アルミフライパンは熱伝導率がめちゃくちゃ良いです。アルミは細かい温度管理が必要なパスタ料理などで良く使用されますね。
鉄フライパンは買ってすぐ使えるものもありますが、多くはシーズニングという作業が必要になります。しいたけ夫はシーズニング不要と書いてあるものを買いましたが、念のためやりました。
シーズニングのやり方
鉄という素材は空気に触れると酸化してしまい錆を引き起こします。なので製造してから販売するまで錆ないようにするために酸化防止剤が塗られています。それを焼き切ることが必要です。
また鉄フライパンはそのまま使うとかなり引っ付きます。
上記2点をクリアにするために空焚きをして、更に油でコーティングをします。それがシーズニングという作業です。
やり方を説明していきます。
ちなみにしいたけ夫は遠藤商事が出している下記の鉄フライパンを購入しました。22cmと26cmの2種類です。
よく洗う
まずはフライパンを開封して石鹸をつけたスポンジでよく洗います。表面などについている汚れをしっかり落とすことが目的です。
鉄フライパンは石鹸NGとよく聞くかと思いますが、まだ油で表面をコーティングする前なので問題ありません。ガシガシとやっちゃってください。
空焚きをする
フライパンを空焚きします。
目的としては表面についている酸化防止剤を焼き切ることです。これがついていると食材が引っ付きやすくなるので早めに焼き切って取り除きたいですね。
家庭用コンロだと中々空焚きが上手く出来ません。酸化防止剤を焼き切るには高温で20分程度かけておく必要がありますが、多くの家庭用コンロでは安全のため高温になると火を弱めてしまう機能がついています。
なのでカセットコンロで行うとその点改善します。しかしカセットコンロの取り扱いだけは気を付けてください。高温になりすぎて爆発等の危険もあるようです。しいたけ夫は水場でコンロを濡れた布巾などで冷やしながら慎重にやりました。やる方は自己責任でお願い致します。
出来るだけガス側にフライパンを近づけないなどかなり注意を払いました。とりあえず爆発はなかったので気を付けながらやれば大丈夫そうな気はします。
しいたけ夫はIWATANIのカセットコンロを使用しました。

空焚き前

空焚き後
表面の色が変わっているのが分かりますかね?これが全体的に色が変わるまで火にかけていきます。全体をやろうと思うと20-30分ぐらいかかります。
家庭用コンロだと上記のように色が変わる前に火が弱くなってしまうのでいつまで経っても空焚きが完了しません。
冷めてからよく洗う
空焚きが完了したら、冷めるのをまって、再度よく洗います。
今度は酸化防止剤が表面についているのでそれを石鹸つけたスポンジでよく洗い流します。焼き切った後は表面に白く浮かび上がってきているのでそれをよく洗います。
油通し
洗い終わったら再度火にかけて油通しという作業を行います。これはフライパンの表面に油をコーティングして、食材を引っ付きにくくしたり、錆びるのを防ぐ目的です。
フライパンの底から1cmぐらいのところまで油を引いて火にかけます。油は気持ち多めでOKです。
そこから煙が出るぐらいまで強火で火にかけて内側全体に油を行きわたらせます。難しいところはキッチンペーパーなどで塗りこんであげましょう。
この時、野菜に切りくずなどを一緒に炒めると良いと聞きますがそんなことしなくても表面にばっちり油のコーティング出来るのでどちらでも良いでしょう。もちろんやった方が良い気はしますが、、。
22cmのフライパンを買った時はやりましたが、その後26cmのを買い足した時には野菜は一緒に炒めませんでした。でもあんまり変わらないですね。
煙が出てから数分したら火を切ります。ある程度冷めてきたら中の油をフライパンの裏側や持ち手のところ全てに塗り付けます。その時はキッチンペーパーを使うとやりやすいです。
石鹸を使用せず洗う
油通しが済んだ後はまた洗うのですが、今回以降基本的には石鹸は使用しません。タワシなどで水のみでゴシゴシ洗って終了です。
ここで石鹸を使ってしまうとせっかく表面にコーティングした油が取れてしまうので、錆びてしまったり食材が引っ付きやすくなったりします。
基本高温で料理しているので石鹸を使わないと取れない汚れってあんまりありません。
石鹸を使用しないと雑菌などが気になるという方もいるかもしれませんが、洗った後に火にかけるので基本的に生き残る雑菌はいません。全て灰になって終わりです。
普段使用するときは?
普段使用するときは、基本強火で最高に熱してから油を入れて更に温度を上げます。その状態から調理開始です。
熱し終わる前に食材を入れたりするとフライパンの表面に引っ付いてしまうので注意しましょう。
使い終わったら同じように石鹸を使わずゴシゴシ洗って、洗い終わったら火にかけて水気を飛ばします。
1カ月以上など長期間で使用しない場合は新聞などで包んで保管しておくほうが良いです。湿気などで錆びる可能性があるので。普段使いしている方は火にかけて水気を飛ばし終わった後、普通に仕舞えばOKです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
鉄フライパンって扱いにくいイメージがあったけど、案外そんなこともありません。シーズニングも買ってすぐの1回、1時間ぐらいで出来ますからね。
後は普段使うときも毎回油を塗って保管とかもする必要なく、洗ってから火にかけて水気を飛ばして終わり。思っていたより錆びないのである程度雑な管理でも問題なさそうです。
ステーキなどの肉料理や、カレーなどに入れる肉も焼き目をつけるために鉄フライパンで炒めてから入れたりしています。
各段に料理の美味さが変わるので是非購入してみてください!

それではまた!